上野まり子のアジアンスター

ジェリー・イェン取材に寄せて  2012年3月5日

ジェリー・イェン

こんにちは 上野まり子です。
最初にインタビューを受けて下さったジェリー・イェン氏、並びに関係者に感謝する。
ではまずはインタビュー中のエピソードをご紹介しよう。
各媒体は第1問目が回ってくると媒体名を告げて質問に入る。 “「上野まり子のアジアンスタービュー」です。宜しくお願いします。”と私。すると彼は“マリコサン!”と小さな声で呼びかけてくれた。あまり“マリコサン”などと呼ばれたことのない私は不覚にもドキドキした。
途中、“ツウヤク ウマイネ!”と彼。それほど日本語を理解しているとは思えない彼に“どうして解るの?”と私。すかさず訳してくれたのは前日のイベントの通訳も務めた周さん。すると、皆さんが一生懸命にメモしているからとの答え。これにはその場が笑いに包まれ、インタビューは少しの間ブレイクに。
そこで私のレコーダーを目にした彼は“カワイイネ!” 実は私のレコーダーの上部2箇所の角にマイクが付いている。そこには丸いスポンジが着いており、それはまるでミッキーマウスの耳のようだ。そして黒の本体に真っ赤な紐付き。残念ながらプレゼントは出来なかったが。

ところでインタビューレポートでお届けしたが、私が撮影の際に通訳して貰った話に興味を持たれた方もいるだろう。
それは前日の昼公演の取材の際のファンの話が元になっている。 私達記者に用意されたのはバルコニー席の一列。周りは全てファンと言うことになる。ファンが手にしているものはペンライトとピンクの紙製の花。“もしお持ちでないなら”と後部座席から声が掛かった。その花は?と訊いた私にファンが自発的にblogなどで呼びかけたものですとの答え。そして見せてくれた携帯メールには<・・・桃色の花紙を用意しましょう・・・>と書かれていた。同じく夜公演には白いボードに感謝の言葉を書いて彼に想いを伝えようと企画されているとの事。この<自発的に>に驚いた。会場の全員が<桃色の花紙>を手にしているのだ。そのネットワークにビックリ。
そこで彼に何か伝える事は?と訊いてみると、そこに居合わせた全員が“何も望まないから怪我をしないように頑張って欲しい!”というメッセージ。この事を撮影時に伝えたのだ。これは私にとっても助けとなった。彼の笑顔にファンが喜び、その笑顔に彼が力を貰って、また笑顔になる。その話をする私に、彼は笑顔を返してくれる。笑顔の連鎖効果とでも命名しておこう。

ジェリー・イェン


ジェリー・イェン

さてジェリー・イェン日本公式ファンクラブ名“Milky Way”(ミルキーウェイ)は、天の川で自由に動き回るイルカ座のようなJerryを包み込み、ファンという天の川(Milky Way)の中で彼がいつまでも活動できるようにサポートしようと名づけられ、ジェリー本人が同意し命名された。ホワイトデーイベントでもあった今回のファンミーティングで彼が手作りした特製クッキーのイルカ型はそのためだ。 クッキーや愛用品を一つ一つ手渡しでプレゼントする彼、握手を求めるファンに“怪我をしているから左手でゴメンナサイ”。こうしたところがジェリー・イェン魅力の大きなファクターだろう。

それにしても「まだ演技を論じられる立場にない。」とはなんと思慮深い言葉だろう。いつもなら「上手く演じるのみ」、あるいは「出来るだけウソのないように演じる」などと言うのが相場の答えだ。
では何故私はいつもこの質問をするのか。
それは俳優としての演技だけではなく、その言い方や、間合いに生き方や考え方が読み取れることがあるからだ。

「ジェリー・イェン ファンミーティング2012」 レポートはこちら→
ジェリー・イェン インタビュー記事はこちら→


文中の私のレコーダーが気になった方はこちらが同型。
実は放送に使用出来る程、高性能。 私が購入したときよりずっと安価になっていてビックリ!
OLYMPUS リニアPCMレコーダ LS-10
オリンパス On Line shopはこちら

こちらは2010年の写真集発売記念のハイタッチ会の時の1カット。

ジェリー・イェン

ジェリー・イェン写真集 9314 Man & Boy

では次回をお楽しみに!



本サイトで掲載されている記事、写真の無断使用・無断複製を禁止いたします。

トップページ      今日の一言menu