上野まり子のアジアンスター

イ・ジュンギ アジアツアー「Together」横浜公演取材レポ

イ・ジュンギ

こんにちは 上野まり子です。
イ・ジュンギ アジアツアー「Together」が11月29日横浜公演を皮切りに12月2日大阪フェスティバルホール、3日には名古屋国際会議場で開催された。
ツアー初日の11月29日(土)、会場はパシフィコ横浜国立大ホール。3階席まで埋めたファンは開幕を待ち望んだ。

イ・ジュンギ

開演時間の7時丁度に暗転した会場、強いビートと原色のライトの帯が照らし出すステージ、飛び出してきたのはダンスチーム。そして上部ステージから眩い閃光のなか姿を現したイ・ジュンギにファンからは一斉に大きな歓声が上がる。黒のジャケットにサングラス、胸元に結んだスカーフがポイント。ダンサーとともに激しく体を揺らし「♪LOST FRAME」など2曲。「ヨコハマ―!」のイ・ジュンギの声にファンも色とりどりのペンライトと歓声で応える。
「ミナサン、オヒサシブリデスネ〜。アイタカッタデスカ―! ミナサン ゲンキ―」サングラスを外すとその顔は汗でキラキラと艶めく。

イ・ジュンギ今回のお気に入りのフレーズは流行語大賞にも輝いた「ダメよ、ダメダメー!!」そこでイ・ジュンギはファンの大きな歓声が聞きたいとリクエスト。「声が小さいと今日のプログラムは半分になる」とファンを煽るところもイ・ジュンギならでは。ファンの大きな歓声に満足気な笑顔を見せたイ・ジュンギ。「初日なのでノリノリで!」とイヤーモニターを整え、一緒に歌ってと「♪一言だけ」

イ・ジュンギ

スクリーンには11月21日にリリースしたイ・ジュンギNew アルバム「EXHALE」(エクスヘイル)のレコーディングやジャケット撮影の模様。そこには真剣に取り組みつつ、スタッフや撮影クルーに気遣いを見せるイ・ジュンギの姿が映っていた。
再登場したイ・ジュンギはそのNewアルバム「EXHALE」から大好きというバラード曲「♪FOR A WHILE」をスモークが焚かれる中しっとりと歌い上げた。

ここでMC古家氏が登場。開口一番「開演ぎりぎりまでリハーサルを入念にしていた」と完璧主義のイ・ジュンギならではの一面を紹介した。そして「ジュンギオッパー!」のファンの声に導かれて登場したイ・ジュンギは改めて「お久しぶりです」と流暢な日本語で挨拶。今年1月の来日以来10か月ぶりのファンとの再会となる。

イ・ジュンギ

今回のツアータイトル「Together」は一昨年リリースしたアルバムのタイトル。実はこのネーミングはアルバムをリリースする前からツアータイトルとして考えていたもので、ファンの皆さんがとても楽しんでくれるようになったので今回遂にこのタイトルにしたと明かした。また空港での熱い出迎えにも改めて感謝の辞を述べ、現場でそれに応える方策を模索中だという。

さてさて、これまで挑戦してみたいと思っていた曲、好きなジャンルなど、イ・ジュンギ自身が愛する音楽世界を聴いてほしいと制作したNewアルバム「EXHALE」はオリコンデイリーランキング初登場2位を獲得。「皆さんのお蔭です」とお礼の投げキッス。ファンは一斉にブルーのペンライトをかざして応えた。会場いっぱいにきらめく美しい光に「うわー!」と感動しきりのイ・ジュンギ。

更に最新出演ドラマ「朝鮮ガンマン」も大好評。そのメーキング映像では現場に居るのが大好きだというイ・ジュンギのムードメーカーらしい姿が映し出された。また話題が見事なアクションシーンに及ぶと、「慣れてくるとかえって怪我が少なる」とその極意を披露。ゆとりが出てきて相手役との息が合うようになるという。
ここでファンが突然ステージ下からピストルを手渡すとガンマンらしくポーズを決めたイ・ジュンギ、「愛の大砲を打ちたい」と気分もヒートアップ。

そして中国映画『シチリアの陽射しの下(仮)』への出演も決定、12月末にはクランクイン、1月からは上海とイタリアでのロケも始まると報告。とてもせつないラブストーリーだが、観る人の心を癒し、温かくする作品なので楽しみにしてほしいとした。

続くはファンとのゲームコーナー「Happy Togehter」。ドラマ「朝鮮ガンマン」の1シーンをステージ上でファンと再現。またNewアルバム3枚がサイン入りでプレゼントされた。会場のファン全員にはフォトタイムをプレゼント。写真ばかりでなく、動画もOKの大盤振る舞い。

続くコーナーではアルバムにも参加した友人のアーティスト ユ・スンチャンがアコースティックギターを片手に登場、二人でPOPSongを披露した。そしてユ・スンチャンソロステージ。

イ・ジュンギ

会場が再び強いビートで振動するとイ・ジュンギが再登場。Newアルバム「EXHALE」から「♪BRING DA BEAT」「MA LADY」を続けて。様々なジャンルを網羅したというアルバムらしく、ラップにPops、かわいいダンスも披露。

突然の「Together News」コーナーではアンカーイ・ジュンギと特派員記者イ・ジュンギが緊急取材。「ファンはいつも演技に対する情熱を愛してくれるようだ」とステージ上のイ・ジュンギが答えた。きっとイ・ジュンギのアイディアであろうこのコーナー、ファンの笑いもイ・ジュンギの次のアイディアに生かされそうだ。

そんなイ・ジュンギの2015年上半期の抱負は中国映画が2か月ほどで終了する予定で、その後韓国国内作品に出演すること。すでにイ・ジュンギのことだ、数多くのオファーは入っていることだろう。加えて日本の作品にも出演したいと意欲を見せた。

イ・ジュンギ

再びの歌のステージは「♪君がいるだけで」、一通り歌い終えたイ・ジュンギ、メインフレーズをアカペラで歌いだすとファンも加わり会場は大合唱になった。「皆さんがいるだけで心が強くなる」とイ・ジュンギ、心から嬉しそうな笑顔を見せた。
続く2曲もキレのいいダンスで披露。歌い終えるとさすがのイ・ジュンギも「死にそう!」とステージに座り込んでしまった。

ファンと過ごす時間はいつもあっという間に過ぎるというイ・ジュンギ、「時間を戻したいね!」と実感を込めて一言。そして「アジアツアー初公演は皆さんのお蔭で楽しいものになった」と感謝の言葉でラストソングはツアータイトルでもある「♪Together」、こうして一旦イ・ジュンギはステージを後にした。

イ・ジュンギ

もちろん会場はイ・ジュンギコールが鳴りやまない。そしてアンコールに応えてのステージは「♪Born again+J style」のリミックスから。ブレイクダンスも飛び出し、本公演より一層ヒートアップの様相。大ラスは再びの「♪Together」。

スタッフやダンサーを労い、そして一緒に楽しんでくれたファンに深々とお辞儀をし「ここまでイ・ジュンギでした」と投げキッス。晴れ晴れとした笑顔を見せながら手を振りその姿をステージ下方へと消した。
なお、本アジアツアー日本公演終了後、韓国、中国での公演が開催される予定。
*使用画像は横浜公演以外で、必ずしもテキストの場面ではありませんのでご了承下さい。

【今日の一言】
いつもエネルギッシュなステージを見せてくれるイ・ジュンギ。自信たっぷりに見えるのは日ごろの鍛錬の賜だろう。ファンはもちろんだが、イ・ジュンギ自身も本当に楽しそうだ。「♪Together」の「どんな時でも迷わないで、素晴らしい明日へと歩いて行こう」という歌詞はまさにイ・ジュンギの生き方そのものだろう。

イ・ジュンギ日本公式サイト

イ・ジュンギの過去の記事他掲載
「上野まり子のアジアン・スターインタビュー」



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