上野まり子のアジアンスター

ペ・ヨンジュン「韓国ドラマ大賞 男優」賞及び「総合グランプリ」の二冠に輝く

Korean Entertainment 10th Anniversary Awards in Japan ペ・ヨンジュン

こんにちは 上野まり子です。
韓国ドラマやK-POPなどの韓国音楽といった韓国エンターテインメントに親しんできた10年を記念して「Korean Entertainment 10th Anniversary Awards in Japan」(主催:Korean Enta Awards Japan事務局)が2013年10月19日(土)に幕張国際展示場で開催された。このアワードは日本の韓国エンターテインメントを愛するファンによる投票をもとに表彰するもので、ドラマ部門は韓流10周年実行委員会が、またミュージック部門はKorean Enta Awards Japan事務局が其々の受賞者を招聘して授賞式を行った。

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 授賞式スタートはミュージック部門、数々のヒット曲を映像で振り返った。
「ミュージック大賞 女性グループ部門」第1位にはKARAが、「ミュージック大賞 男性グループ部門」第1位には東方神起が選ばれた。また1年以内にデビューし、今後日本での活動が最も期待されるグループに贈られる「審査員特別賞」はBOYFRIENDが受賞した。会場後方から日本デビュー曲「♪Be my shine 〜君を離さない〜」を歌いながら登場したメンバーはファンの熱狂的な声援のなか登壇し、このような大きな賞を頂き感謝している。これからも皆様に愛されるようにがんばると挨拶した。トロフィーと花束を受け取ったメンバーは新曲「♪Pinky Santa」を披露した。

 続いて、「ミュージック大賞女性ソロ部門」にIUさん、男子ソロ部門グランプリにキム・ヒョンジュン氏の受賞が発表された。登壇したキム・ヒョンジュン氏は日本デビュー2年という短い期間でこのようなすばらしい賞を頂き嬉しいと挨拶、今後も音楽、演技共にがんばっていくと抱負を語った。その喜びを胸に「♪Your Story」、「♪Unbreakable」をダンスパフォーマンスと共に披露した。
キム・ヒョンジュン来日時羽田
キム・ヒョンジュン ストア
「韓国ミュージック大賞」 結果発表

 祝賀公演第1ステージはThe One氏。チョ・インソン主演ドラマ『その冬、風が吹く』から主題歌「♪冬の愛」を披露。このようなすばらしい舞台にお呼び頂き感謝していると挨拶。せつない恋の想いを込めた曲でチョ・インソン氏の素晴らしい演技に負けないようにがんばったと語った。続いてはイ・スンギ、スジ(Miss A)主演歴史ドラマ『九家の書(くがのしょ)』から挿入歌「♪お元気ですか」を披露した。
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その冬、風が吹く / 韓国ドラマOST (SBS)(韓国盤)

 さて、ここからは韓国ドラマ大賞の授賞式。
この10年間で放送された名作ドラマを3期間に分けて映像で振り返った。
第1期2000年から2004年までの作品として「秋の童話」、「冬のソナタ」、「ホテリアー」、「天国の階段」、「チャングムの誓い」、「ごめん、愛してる」の韓流スタートと言うべき時代の懐かしいドラマ映像が紹介された。

 今後10年間を視野に入れ最も日本で活躍が期待される俳優に贈られる「韓国ドラマ大賞 審査員特別賞」はキム・ジェウク氏が受賞した。この4月に除隊したばかりの氏は今の気分を訊かれ、久しぶりの来日で緊張している。帰ってきたという気分だと流暢な日本語で答えた。2011年入隊前に出演したドラマ「メリは外出中」が映像で紹介されると、スマートな実業家役で厚着も出来ず寒さが厳しい撮影だったと振り返った。ところでキム・ジェウク氏の日本語だが、父上が新聞記者で日本に赴任したため生まれてすぐに日本に来て、小学校前まで日本で暮らした経験を持つ。日本語を忘れないように家族で日本語を使う事を続けていたという。そんな彼が一番好きな日本語は<さりげない>と言う言葉、韓国語にはそれに合う適切な言葉がないそうだ。

 映像で振り返る名作集、第2期は2005年から2009年。「私の名前はキム・サムスン」、「がんばれ!クムスン」、「宮〜Love in Palace」、「コーヒープリンス1号店」、「イルジメ」、「魔王」、「美男<イケメン>ですね」、「花より男子〜Boys Over flowers」が紹介された。
「韓国ドラマ大賞 作品賞」グランプリは「冬のソナタ」。数々のドラマで日本人の心を魅了してきたユン・ソクホ監督がロンドンから受賞の喜びをビデオメッセージで寄せ、一番愛されたという事で嬉しい、皆様に感謝する「ホントウニ アリガトウ」と語った。また一番印象に残るシーンとして雪だるまを前にしたファーストキスを上げ、清々しい高校生のイメージを大切にした。ドラマ全体を象徴するシーンだったと振り返った。また主演三人の印象としてペ・ヨンジュン氏はとてもこだわりを見せ、自身が納得いくまで何度でも繰返し撮影する事を望むほど熱心だった。最終話の撮影では感情移入が難しく、ソウルへ帰る予定を延ばしてまでこだわって撮影に臨んだと紹介した。またチェ・ジウさんは現場でもムードメーカーの明るい性格だったが、危険を顧みず演技する姿に感動したという。パク・ヨンハ氏についてはチェ・ジウとの別れのシーンで感情移入が深く撮影が終わっても現実に戻るのが難しい様子だったとエピソードを語った。そして「日本人に言われた『冬のソナタ』を観てときめく自分がいた”という言葉は忘れられない。「冬のソナタ」で結ばれた皆様との縁が続くように努力する」と締めくくった。
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 祝賀ステージはリュウ氏、OSTから「♪最初から今まで」。スクリーンには懐かしい「冬のソナタ」名シーンが映し出された。このドラマによって日本で活動できるようになって10年、皆様に感謝すると挨拶した。続いて雪だるまのシーンに流れた懐かしい曲「♪My Memory」。監督もシーンにぴったりだと誉めてくれたと紹介した。
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 さて賞もいよいよ残すところ二つ。「韓国ドラマ大賞 女優部門」グランプリは「宮〜Love in Palace」、「コーヒープリンス1号店」でキュートな姿を見せたユン・ウネさん。ドラマ撮影中にも係わらず監督にせがんで実現した来日、登壇した彼女は小さく「神様に感謝する」と一言。続けて「コノヨウナ スバラシイショウヲ イタダキ ホントウニ コウエイデス。ミナサマニ アイサレルヨウニ モットガンバリマス」と手のひらに書いた字を見ながら何度も繰り返した日本語の挨拶はなんとも彼女らしく、微笑ましい笑いに包まれた。
「宮〜Love in Palace」は初仕事ですばらしい仲間とご一緒できた。また「コーヒープリンス1号店」はすばらしい経験で、薬にもなり罰でもあったが、幸せな作品だったと振り返った。「コーヒープリンス1号店」の男の子に扮する役は出演が決まってからの2ヶ月間じっくり男性を観察して、女性の自分と上手くミックスさせて演じたと明かした。現在撮影中の最新作は作家志望の可愛くて明るい役。未来からタイムスリップして来た自分と会うというものだそうだ。日本での放送が楽しみだ。

 名作の映像は2010年か現在まで。「シークレット・ガーデン」、「トキメキ☆成均館スキャンダル」、「イタズラなkiss」、「シティーハンター」、「ボスを守れ」、「マイ・プリンセス」、「蒼のピアニスト」、「屋根部屋のプリンス」、「ラブレイン」、「野王」。

Korean Entertainment 10th Anniversary Awards in Japan ペ・ヨンジュン

 いよいよラスト「韓国ドラマ大賞 男優部門」の発表。受賞者はペ・ヨンジュン氏、10年間で最も貢献した人に贈られる「総合グランプリ」とのダブル受賞となった。タキシードに身を包んで登場したペ・ヨンジュン氏、待ちわびたファンからは大きな歓声が上がった。ペ・ヨンジュン氏はいつもの穏やかな笑顔で嬉しそうに手を振ってその歓声に応えた。プレゼンターのお一人で福島県選出の森まさこ大臣は、東日本大震災の際にペ・ヨンジュン氏からいち早く10億ウォンの寄付金を贈っていただいたことについてこの場を借りて深く感謝するとした。
晴れ晴れとした笑顔で「今日、この場に立たせてくれた家族の皆様と韓国のエンターテインメントを愛してくださる皆様に心から御礼申し上げます。お陰で久しぶりに公式来日する事が出来ました。ありがとうございます。」と挨拶した。初来日からこの10年で日韓の関係は大きく変化し、お互いに関心を持ち理解する努力をして親しみを持つようになった。最初はぎこちなかった関係も今では互いの国の言葉を話す人も増えた。そのような事にも感謝しているとした。また作品を通してのご挨拶が実現しなくて申し訳ない、反省しているとペ・ヨンジュン氏、早く作品でご挨拶できるように努力するとした。

キム・ヒョンジュン氏もタキイシードに着替えて全員が揃ったステージ。最後に受賞者が一言ずつ挨拶した。 BOYFRENDのメンバーは「これからもがんばりますので応援して下さい」。キム・ジェウク氏は「これからも韓国ドラマを宜しくお願いします。」キム・ヒョンジュン氏は「すばらしい席に先輩、後輩と同席できて光栄です。両国の交流に貢献するためダンスに歌、演技もがんばります」。ユン・ウネさんは「謙虚な姿勢を忘れずに活動して行きます」。ペ・ヨンジュン氏は「このようなすばらしい場に立たせていただき感謝しています。好きな後輩たちと参加できて嬉しく思います」とし、最後にすばらしい才能を持つ後輩たちががんばっているので未来は明るいと結んだ。
ペ・ヨンジュン来日時羽田
「韓国ドラマ大賞」 最終投票結果は12月1日発表。 公式ページ
なお、この模様はDATV及びTBSチャンネルにて生中継された。
また11月にはKNTVにて放送予定。その他再放送等の詳しく情報は各局のHPにて。
DATV
TBSチャンネル
KNTV
「Korean Entertainment 10th Anniversary Awards in Japan」 公式サイト

フォトセッションの模様は一先ずこちらで

 
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