上野まり子のアジアンスター

韓国伝説のロックバンドブファル日本初コンサート 取材レポ

ブファル

こんにちは 上野まり子です。
 韓国伝説のロックバンド ブファル(BOOHWAL)の日本初コンサート「Purple Wave concert in Tokyo 2013」が7月13日(土)品川ステラボールで開催された。
 ブファル(BOOHWAL)を29年間率いてきたのは伝説のギタリスト キム・テウォン。その間8人のヴォーカルを迎えた。IRUの名前で日本でも活動し、チェ・ジウ主演ドラマ「輪舞曲−ロンド」(TBS)のエンディングソングを歌った韓国を代表する歌手イ・スンチョルもその内の一人。ここ8年はミュージカルでも活躍するチョン・ドンハが務め、エネルギッシュな曲からロックバラードまで様々な音色でファンを魅了する。圧倒的な迫力のドラムスを披露するのはチェ・ジェミン。ベースギターでトークもこなす多彩さを見せるソ・ジェヒョク。其々単独でも活動しており、来日ステージの経験があるメンバーもいるものの、ブファルとしての来日コンサートは初。

ブファル

 韓国からの熱狂的なファンもツアーを組んで参加、ファン待望の初コンサートは「♪夜明け」でスタート。
韓国ほどは認知されていない為少し心配だったと言うが、羽田ではバンド名の入ったプラカードを持って出迎えてくれて嬉しかったと語り、キム・テウォンも「ロックには言葉は必要ない。僕たちは音楽で繋がっている」と初コンサートに興奮した様子で語った。
 代表曲「♪復活」、「♪ヒヤ」はじめ、チョ・インソン主演映画「卑劣な街」の主題歌「♪夕焼け」や、大好きだと言う安全地帯の「♪チョコラ」を日本語で、韓国演歌界の重鎮テ・ジナ「♪同伴者」、イ・ムンセ「♪光化門恋歌」など多彩な曲を披露。最後は「純粋な時に素晴らしい曲ができる」とキム・テウォン17歳の時に作った曲「♪雨とあなたの話」。特に腹の底から、いや心の奥底から搾り出すようなキム・テウォンの歌声は正にロッカー魂が込められ体の芯にズバリと入ってきた。
 記念すべきブファル日本初コンサートはアンコール曲「♪回想V」をもって終了。ステージ前方に歩み出て手を繋いで礼をするメンバー、ステージに駆け寄ったファンたちと握手をしてステージを後にした。その後はハイタッチ会、集合写真撮影会が行われた。

ブファル

ブファル - Retrospect Part II(韓国盤)

13集 - Purple Wave (韓国盤)


■キム・スヒョン インタビュー by 上野まり子
掲載:読売新聞大阪本社版7月19日夕刊「Wa美Sa美」

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