上野まり子のアジアンスター

真心を込めてチェ・ジニョク日本初ファンミーティング レポート

チェ・ジニョク

こんにちは 上野まり子です。
現在CSにて放送中のドラマ『パンダさんとハリネズミ』や『音痴クリニック』でユン・サンヒョンと共にスクリーンデビューを果たしたチェ・ジニョクの日本初ファンミーティングが12月16日(日)ラフォーレ六本木で開催された。
ファンミーティングを前に記者会見が行われた。
チェ・ジニョクチェ・ジニョク氏は自身初のファンミーティングを、親しみを持つここ日本で開催出来ることは光栄だとし、ベストをつくすと挨拶した。幼い頃は歌手を夢見ていたと言う彼だが周囲の推薦で俳優の道へ。そしてドラマ『ロマンスが必要』(‘11)出演をきっかけに俳優としての自覚を持ったという。そんな『ロマンスが必要』撮影エピソードは緊張した初のキスシーン。またスクリーンデビューとなったコメディー映画『音痴クリニック』は音痴のパク・ハソンに愛されるキャラクターを、『パンダさんとハリネズミ』では馬鹿で間抜けだが愛らしいキャラ チェ・ウォニルを演じているが、大人になり切れない部分が最も自身に似ていると話した。また各出演作で美しい肉体を披露しているが、の問いにはドラマ『パスタ〜恋ができるまで』撮影の際に監督から急に服を脱ぐように要請され、固辞して袖なしのウェアを着用したところ話題になり大きなショックを受けた。起死回生のチャンスを頂いて以来、1作品1シーンは肉体を披露することになったと紹介した。韓国男優はフィットネスクラブで生活していると言っても過言ではないと笑いを誘った。 2013年には日本での活動を増やす計画で、次回は通訳なしでと意気込みを見せた。新人俳優という気持ちで活動して行く。真の俳優となり、東京ドームでファンミーティングできるようにがんばると笑顔を見せた。

チェ・ジニョク

さて「チェ・ジニョク Japan First Fan Meeting in TOKYO」(主催:株式会社KJ−net) スタート。 “ハジメマシテ!”と登場したチェ・ジニョク氏、早速「♪Just Once」を披露、歌い終わるとほっとした様子。改めてのご挨拶はポケットからメモを取り出し日本語で。韓国で流行のカムナムスタイルと同じだと急遽覚えた“ワイルドダロー!”も披露、会場は爆笑となり、つかみもばっちりだ。 恒例のファンのためのフォトタイムには手を振ってファンのカメラに応じた。

チェ・ジニョク

さてスツールが持ち出され、トークタイムがスタート。
韓国本国でもやったことがないファンミーティング、数週間も前から緊張していたが、沢山の来場に力をもらった気分だと心境を明かした。イベントスタートの熱唱、歌が大好きだと言う彼は日本での音楽活動を希望している。また韓国の男優は体を鍛えないと生きてはいけない。そこで有名フィットネスクラブの会員の半数が男優と言う生情報も。カムナムのフィットネスクラブに行けばスターとの遭遇のチャンスもあるかも!に会場もざわめく。
ところで前述のドラマ『ロマンスが必要』はお気に入りの作品。だが当初は出演に慎重だった。それは少々Hなシーンがあったから。初のキスシーンは眠れないほど緊張したという。キスシーン、“もう大丈夫でしょ?”に“・・・ハイ!”と答えた。自分をかっこいいと思ったことはないと言う彼に会場は“え〜!!”と反応。感受性が強いという性格上俳優は適職だろうとは自身の弁だ。演技する際に最も大切に思っている事、それは<真心>。と言うことで彼の好きな言葉<真心>と<愛>を俄か教師になってジニョクのハングル発音講座。
ファンが直接質問できるというコーナーでは悪役をやる予定は?趣味は?休日の過ごし方は?彼の答えは幅広い演技をやっていきたい。歌とサッカー、友人とのおしゃべり。また「演技でデート」コーナーでは名前を呼び合ったり、手をつないだり、肩を寄せ合ったり。バックハグ後に頬に手を当てた彼に“ここまでー!”とMCが割って止めに入るハプニングも。会場のファンからは悲鳴のような歓声が上がった。
着替えの為にステージを後にしたジニョク氏、スクリーンではコーヒー専門店で寛ぐ姿。熱がりの彼は冬でもアイスコーヒー党、中でも水出しのダッチコーヒーがお好み。今度は行きつけの美容院、ヘアメイクを整えて臨むは映画『音痴クリニック』試写会舞台挨拶。

チェ・ジニョク

再登場のチェ・ジニョク氏は「♪ハヌルル タルリダ(空を駆ける)」を堂々と歌い上げた。カラオケが大好きでマイクを離さないタイプだと自白した。 クリスマスに因んでファンの願いを叶えるというコーナー。授業で韓国語を習っているというファンからは一緒に韓国の国歌を歌ってというリクエスト。胸に手を当てての韓国スタイルで熱唱。
今度は彼自身がファンへのプレゼントを買い集めている映像、そしてそれらはファンへと手渡された。会場に飾られた特大バナーもサイン入りでプレゼントされた。続いて感謝と真心を込めてファンへ手紙を書く姿、その手紙はステージで彼自身が読み上げた。

21歳の初来日以来、日本への関心を高め、日本で活動する韓国俳優をうらやましく思っていたという彼、この日、歌手の夢と同時に叶えたことになる。ファンにエネルギーとパワーをもらった。街で会った時には“ガンバレ!と声を掛けて!”と。

チェ・ジニョク
そして再び歌のステージ「♪サランドチ」、途中感動に声を詰まらせながらも、低く響く声でファンを魅了した。

チェ・ジニョク

いよいよエンディング。登場の時もジーンとしたと言う彼、最後のメッセージも言葉を詰まらせ、後ろを向くというひとコマも。多くの来場に心から感謝する。最近つらい事が重なり、それに打ち勝つ努力しているところだ。今日皆様に頂いた深い感動はたとえ俳優を辞めることがあったとしても一生の忘れないと膝をついて韓国の正式なお辞儀をした。そして声を震わせながら、生まれて初めての何とも表現できない気持ちだ。座右の銘、それは信じる人を裏切らないという事。皆様の想いを裏切らないように心していくとメッセージした。
彼はファンの暖かい“ジニョク氏、ファイティング!”の声と大きな拍手に送られてステージを後にした。 その後、会場では握手会、サイン会が催された。

【今日の一言】
チェ・ジニョク氏は1985年生まれの28歳。186cmと長身に甘いマスクの持ち主。2006年KBSサバイバルオーディションのグランプリを獲得し、ドラマ『ひとまず走れ』でデビューした。数々の話題ドラマに出演し、2012年『音痴クリニック』でスクリーンデビューを果たした。ところで会見で語られた幼い頃の夢、歌手。その夢は彼の人生初のファンミーティングで少々実現した。低く深い音質、最後に歌ったバラードなど、胸の奥に響いて素敵だった。帰社し改めてプロフィールを読むとそこにOST参加の記載が。『大丈夫、パパの娘だから』から「♪死ぬほど」。正式に録音されたものはどんな雰囲気か、もう一度あの素敵な声を聴いてみたくなった。それにしても長年ファンミーティングを取材してきたが、ファンミで大韓民国国歌を聞く事になろうとは。そのうちここが韓国か、日本かわからないファンミなんて事になるのかも。



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