ROMEO、それはパク・ジョンミンの中のもう一人の自分。「ROMEO 1st CONTACT」レポ
© 2012 ROMEO PROJECTこんにちは 上野まり子です。
7月12日(木)ニューアーティストがデビューした。その名はROMEO、孤独さと切なさを秘め、クールでセクシー、耽美でモダンな美しきモンスターというのが彼を表現する言葉。
アジア、そして全世界へと進出する先駆けとしての日本先行デビューだ。ソロアーティスト、俳優として韓国国内だけではなく、日本、アジア全土で絶大な人気を誇るパク・ジョンミンが、音楽プロデューサー、ジェフミヤハラとビジュアルプロデューサータナカノリユキという日本のトップクリエーター二人とタックを組んでニューアーティストROMEOを誕生させた。アイラインに黒く縁取られた強い眼差し、黒い衣装はまるで中世の城から抜け出たようだ。それはパク・ジョンミンの中に潜むもう一つの人格。世界が暗闇に包まれ、パク・ジョンミンが眠りにつく時、ROMEOは目を醒ます。
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7月12日(木)新宿のBLAZEに於いてSHOWCASE「ROMEO 1st CONTACT」が開催された。ファンより一足先にマスコミ向けにお披露目された第一部。
ダンサー6人を率いてのパフォーマンスは9月5日にリリースされる1stシングル「♪Give Me Your Heart」、激しく、ワイルドでデビルな雰囲気。続く2ndシングル「♪Tonight’s the Night」はやや軽いテンポの楽曲で10月31日にリリースされる。ビクターエンタテインメント石丸氏は、ROMEOはパク・ジョンミンと日本を代表する二人のクリエーターによって作られた新たなアーティストであること、日本で生まれて世界へ向けて発信していくと<ROMEO PROJECT>を紹介。
前述のクリエーターがこのプロジェクトにかける想いをコメント映像によって語った。
JUJU、西野カナ、東方神起、安室奈美恵などを手がけ、日本レコード大賞受賞など数々のヒット作を生み出してきた作曲家であり、音楽プロデューサーのジェフミヤハラ氏は日本人と韓国人のハーフで、アメリカ生まれのアメリカ育ち。一年前に初めてパク・ジョンミンに会った際に、彼の中にある無意識のロックさに驚いたという。マイクを通した彼の声を聴いた時に、パク・ジョンミンの中の眠っているもう一方のパク・ジョンミン、other sideを見せたいと思ったという。パク・ジョンミンの声が持つ切なさや、情熱をいかに新しいフォーマットで表現していくかが重要で、その世界観は他にはないと断言する。続いてファッションやブランドイメージアップを仕掛け、CM、MVなどビジュアルコミュニケーションプロデューサーとして活躍するタナカノリユキ氏はこのプロジェクトではアートディレクターおよびビジュアルプロデューサーとして参加した。自身も枠を飛び出して活動して行きたいと思っていた中、パク・ジョンミン自身の想いと通じるものがあった。パク・ジョンミンとROMEOを相対化していくことで、一方の面が鮮明になる。パク・ジョンミンの中に内包するものが、ROMEOによって開放された。パク・ジョンミンとROMEOの両立が我々の存在意義だとした。
また音楽評論家として著名な湯川れい子さんは洋楽ファンであり、アイドルファンだと自らを紹介。これまでK-POPアーティストには特に注目していなかったが、ジェフ氏から惚れ込んだアーティストとしてパク・ジョンミンを紹介され、明るく優しい上に楽しい人だと思った。しかしROMEOとしての変貌振りに、パク・ジョンミンと同一人物かと驚き戸惑った。洋楽で言えば、ラップが終わり、シアトリカルなポップスロックの再来を待望している所。これまで多くの洋楽を紹介してきたが、いつかは日本から世界的ビッグアーティストを出したいという夢を持っていた。唯一日本のアニメに可能性を感じていたが、美しい日本語でシアトリカルなロックサウンドのROMEOプロジェクトで、ついにその時が来たかという思いだ。また日本人ではないことも幸いし、より一層過激なことも出来るかもしれないとワールドマーケットを視野に入れて、湯川さんの中にはすでに新たなビジュアルが浮かんだようだ。
これまでの姿のパク・ジョンミンに寄せるファンの想いに懸念した湯川さんに、女性が持つ白馬に乗った王子様と魔性的な強く逞しい男性を求める二面性を指摘。女性ファンも自身のother sideを見言い出してほしいとタナカ氏。日本語は新しい言語という位置づけだと話す湯川さんにミヤハラ氏もあえて日本語で勝負していく。パリでも日本の<カワイイ>文化は根づいており、アニメのファンも多い。湯川さんは韓国国内のファンも考慮に入れる必要があるが、アジアで人気を得ているパク・ジョンミンならアジアの新しいエロティシズムが表現できるだろう。さらにはホモセクシャルな人もファンになりうる。アジアの男性版レディー・ガガを期待するとした。
続いては未完成ながら「♪Give Me Your Heart」、「♪Tonight’s the Night」のMVが一部お披露目された。
<ROMEOは来年の世界進出に向けて今日スタートした!>と宣言した。
さてROMEOデビューのお祝いにスペシャルゲストとして駆けつけたのは他でもないパク・ジョンミンその人。
いつもの明るい笑顔で登場のパク・ジョンミン、僕の真似をしている人がいると聞きつけ怒るつもり来た。噂ではアーティスティックで、僕より化粧が濃いらしいと笑いを誘う。韓国では俳優としてのオファーを沢山受けており、ただ今慎重に検討中。
パク・ジョンミンの来日の目的は日本の音楽を学ぶため、秋にはシングルをリリースし、12月には東京、大阪でパク・ジョンミンとしてのファンミーティングも開催予定。 “パク・ジョンミンはこれからもがんばります!”とステージを後にした。
その後、第二部はROMEOサイトのプレミア抽選によってプラチナチケットを購入した444人のファンを迎えてのSHOWCASE「ROMEO 1st CONTACT」が19:19にスタート。
映し出されたニューアーティストROMEOの画像、それはやがて0:59からのカウントダウン映像に。0:11を回るとファンから“10! 9! 8!・・・3! 2! 1!”の声。
大きな歓声で迎えられたROMEOは「♪Give Me Your Heart」、「♪Tonight’s the Night」を続けて披露。会場では“ジョンミ〜ン!”、“ジョミナー!”の声に混じって“ロミー!”と聞こえたのは私だけだろうか。
MVの紹介の後はお待ちかねのスペシャルゲストパク・ジョンミンの登場。4月の川崎でのイベント以来だといつもの笑顔で親しげにファンに語りかける彼。MC YUMIとの絶妙なやり取りも健在、ファンをトークで沸かせる。さて楽しく撮影できたという主演台湾ドラマ『シュガーケーキガーデン〜翻糖花園〜』は8月4日からDATVで放送がスタートする。また歌手パク・ジョンミンとしても秋には新曲をリリース。恒例のクリスマスライブも予定されている。
最後の挨拶をというMCに、会場は当然ながら“え〜!”と反応。ファンのリクエストはパク・ジョンミンの歌を聴きたいということ。そこで急遽LISMOドラマ『八月のラブソング』から一曲をアカペラで披露。手を振ってステージ袖へと姿を消した。7月12日には1stシングル「♪Give Me Your Heart」がセリフ入り着うたR3形態配信、8月8日には着うたフルR配信、9月5日リリース。9月29日には1stシングル3形態購入者限定スペシャルライブを東京LIQUID ROOMにて開催。同日9月29日には2ndシングル「♪Tonight’s the Night」がセリフ入り着うたR3形態配信開始、10月10日着うたフルR配信開始、10月31日リリース。そして12月には東京、大阪にて1st JAPAN TOURが決定している。
こうして、この日ROMEO PROJECTはアジアに、そして世界に向けて発進した。
顕在意識の中のパク・ジョンミンと潜在意識の中のROMEO、表裏一体の彼らの活躍が大いに楽しみだ。* OFFICE MARIKOクレジットの掲載画像はカメラのスペック不足のため鮮明ではありません。
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【商品紹介】
■ROMEO 1stシングル
「Give Me Your Herat」 9月5日リリース
■ROMEO 2ndシングル
「Tonight's the Night] 10月31日リリース
ROMEO 「Give Me Your Heart」
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