上野まり子のアジアンスター

映画『ただ君だけ』ジャパンプレミア ソ・ジソブ、ハン・ヒョジュ舞台挨拶レポート

「ただ君だけ」ジャパンプレミア舞台挨拶
© OFFICE MARIKO

こんにちは 上野まり子です。
『ただ君だけ』6月30日公開を前に6月7日行われたジャパンプレミア。主演のソ・ジソブ、ハン・ヒョジュは来日記者会見の後、各社の個別インタビューを受け、夕方からは場所を丸の内ピカデリーに移してのジャパンプレミアの舞台挨拶に臨んだ。

6時10分からの第1回の上映後の舞台挨拶がマスコミに公開された。
満席となった劇場、ファンの大きな拍手に迎えられてハン・ヒョジュ、ソ・ジソブの順に登壇。
“こんばんは、お会いできて嬉しいです、ソ・ジソブです。”と挨拶した氏は皆様の顔を拝見すると映画を楽しんで観ていただいたようだと続けた。次いでハン・ヒョジュさんの日本語の挨拶に会場が“ワー!”と沸き、皆様とご一緒にこの日を迎えられて幸せで嬉しいとした。

ソ・ジソブ
© OFFICE MARIKO

日本での初披露の感想を求められたお二人。 “楽しくご覧いただけましたか?”と観客に問いかけたソ・ジソブ氏に会場は即座に“ネ〜!(は〜い!)”と反応。今日がスタートで緊張しているが、楽しんで戴き嬉しいとした。 観客の反応が気になっていたと言うハン・ヒョジュさんは“涙を流した人はいらっしゃらないみたいですね。”と少々残念そうだが、そこは明るいヒョジュさん笑顔で対応。会場あちこちから“いるわよ!”と声が上がった。
さて出演のきっかけは?の問い
女優として正統派のラブストーリーを是非やりたかったというハン・ヒョジュさんは今作が初のラブストーリーで、大きな意味があった。純粋な愛を演じられて嬉しいとした。

一方ソ・ジソブ氏も美しく、心温まるラブストーリーに出演したかった。また自身が演じたチョルミンが一人の女性を一途に愛することが気に入って出演を決めたと答えた。
続いて、このジャパンプレミアのために一般から公式サイトなどを通じて募集された質問から。
視覚障害者を演じたハン・ヒョジュさんへは役作りで苦労した点は?
観客に<見えないふり>に映らないように演じるというプレッシャーを感じつつ、映画やドキュメンタリーを観て、また実際の障害者の生活を見ることで多くのことを感じ、体験して準備を進めた。そして撮影に入ると監督と良く相談したと答えた。“どうでしたか?”と観客に問いかけたハン・ヒョジュさん、会場からは良い反応が返って来た。
ジョンファ(ハン・ヒョジュ)に顔を触れられるシーンの感想を求められたソ・ジソブ氏はとても緊張した。手を通して愛されていることを実感したとその美しい手を縦横に使って説明、気分は良かったと照れくさそうな笑顔を見せた。 ところでこのシーン、すんなり撮影できたというわけではなかった。ソ・ジソブ氏が言うように手を通して愛していることを伝える為には美しい必要があった。そのためにソ・ジソブ氏からハン・ヒョジュさんへ“もっと美しく見えるように!”と注文。そこで撮り直しということに。そんなエピソードがヒョジュさんから紹介された。

「ただ君だけ」ジャパンプレミア舞台挨拶
© OFFICE MARIKO

二人の愛のストーリーは美しいが、実はある事件がかかわっていた。そこでそんな辛い愛を続けることが出来るか?という質問。“ウ〜ン”としばしあって、まさに映画のようなストーリー、実際には悩むと思うが、今 傍にいる人を愛するだろうとハン・ヒョジュさん。
印象的なシーンやせりふは?はソ・ジソブ氏への質問。
こちらも“ア〜!”と一瞬間があって、ジョンファに初めて自身の素性を告白するシーンを上げた。また振り返りたいが振り返らずに去るシーンでは撮影も終盤で感情移入も充分出来上がっていたと思い入れのシーンになったようだ。
続いて様々な作品で泣くシーンが多いハン・ヒョジュさんへ。自然に泣く方法は?
新人の頃は泣くシーンに苦労したが、多く演じた事によって自然に泣けるようになったと彼女。だが、実は笑うほうが難しいと感じているそうだ。自身が演じたジョンファは困難な状況でもいつも笑顔を忘れず明るくいつも笑顔を絶やさない。そんな役を通じて一層笑う演技の難しさを悟ったという。
舞台挨拶最後にソ・ジソブ氏は今愛する人にベストを尽くして下さいとメッセージ。映画をもう一度観てほしいと希望した。またハン・ヒョジュさんは多くの来場に感謝する。たくさん恋愛して幸せになって!と明るい笑顔を見せてメッセージとした。
続いてマスコミによるフォトセッションが行われた。

「ただ君だけ」ジャパンプレミア舞台挨拶

ジャパンプレミア舞台挨拶
© ほっとコリア

マスコミの声に混じってひっきりなしに飛ぶファンの声援に二人も笑顔で手を振る。ステージを降りる際にはハン・ヒョジュさんにお先に!と道を譲ったソ・ジソブ氏。会場を去る時にはいつものように振り返って一礼して律儀な姿を見せた。
この後、会場では2回目の上映が行われ、お二人は再び舞台挨拶に立った。
上映前に行われた2度目の舞台挨拶では打って変わってリラックスモード、可愛らしいハン・ヒョジュさんとちょっとお兄さんのソ・ジソブ氏のやり取りが面白かったと聞く。ソ・ジソブ氏は降壇の際に投げキッスもしたとか。ファンはどんなに嬉しいことだったか。野太い声で“ヒョジュちゃん”と声援を送っていた方たちにも思い出となる舞台挨拶になっただろう。

さて元ボクサーチョルミンを演じるために日ごろより一層のトレーニングやプロボクサーに準じるトレーニングを積んだソ・ジソブ氏、ボクシングシーンもスタントなしに演じきった。一方視覚障害者ジョンファを演じたハン・ヒョジュさんもソウル市内の盲学校を度々訪れ、実際に学生たちと交流を重ねるうちに彼らの辛さや苦労がわかるようになったと役作りに大きな力となった。そんな二人の役作りの徹底振りを俊英ソン・イルゴン監督は絶賛している。
2011年釜山映画祭のオープニングを飾り、韓国公開時には130万人を動員した『ただ君だけ』、6月30日(土)日本公開。

*一部写真はほっとコリアよりご提供頂いた。
(http://hot-korea.com/)

『ただ君だけ』全国共通鑑賞券 第二弾特典付が6月9日発売

全国共通鑑賞券 第二弾特典
全国共通鑑賞券:1,300円(税込)
当日一般券は1,800円
発売日:6月9日(土)
第二弾特典:<未公開特別DVD>付
(数量限定、上映劇場のみ)
詳しくは公式HPにて→
http://www.tadakimidake.com

※一部劇場では取扱がない場合もございます





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夢を見失った男と、視力をなくした女、運命の日に二人は出逢った・・・。
ソ・ジソブ×ハン・ヒョジュ

ただ君だけ
© 2011 SHOWBOX / MEDIAPLEX AND HB ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED.
6月30日(土)より丸の内ピカデリー他にて全国公開
http://www.tadakimidake.com/
@韓流ぴあチケット

【作品概要】
2011年/韓国/105分
原題:Always(英題)
監督:ソン・イルゴン
脚本:ソン・イルゴン/ノ・ホンジン
出演:ソ・ジソブ(『映画は映画だ』「ごめん、愛してる」)
ハン・ヒョジュ(「トンイ」「春のワルツ」)
配給:ポニーキャニオン/コムストック・グループ

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