「東日本大震災二周年追悼式」心のこもった天皇陛下のお言葉


天皇陛下、皇后陛下

こんにちは 上野まり子です。
東日本大震災から2年となる本日3月11日、東京国立劇場では天皇陛下、皇后陛下の御臨席を仰ぎ、日本政府主催の「東日本大震災二周年追悼式」が行われた。
壇上の祭壇は白花一色で整えられ、中央には東日本大震災犠牲者之霊と書かれた標柱。その足元には被災地で育てられた百合と唯一色を添えた黄色の水仙。 地震の起きた2時46分、1分間の黙とうが捧げられた。
安部晋三内閣総理大臣は式辞で心からの哀悼と被災者、避難者にお見舞いの言葉を告げ、復興を加速させると誓った。
続いて天皇陛下は東日本大震災から二周年を迎えるにあたり、かけがえのない命を失われた多くの人とその遺族に深く哀悼の意を表する。また被災地を訪れた時のことに触れ、被災された方や、避難を余儀なくされた方々の苦しみを少しでも分かち合いたいという想いを新たにした。そして国内外からの献身的な救援活動や支援に深く感謝する。この教訓を次世代へ繋いでいくことが大切だ。困難にあえいでいる人々が一日でも早く安らかな日々が過ごせるように祈念すると心のこもったお言葉を述べられた。
その後式典では被災地からご遺族の代表3名が追悼の言葉を述べた。

天皇陛下、皇后陛下
こちらは式典へ向かうために半蔵門を出立なさる両陛下のお車。

東日本大震災二周年追悼式
会場となった国立劇場の正門は昨年より物々しい雰囲気。
式典直前には大臣や国会議員、各国大使館の車が次々と到着した。

皇居お堀に咲く花
皇居付近は初春らしい花が咲いている。

あの日は寒い日で、このように花が咲いていた記憶はないが、春は確実に巡ってくると実感した。
東日本大震災二周年にあたり、犠牲になられた方に心から哀悼の念を捧げ、
被災地で、あるいは避難地で懸命に生きる方々にエールを送りたい。


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